鹿児島で、そろそろ自宅の外壁塗装を考えている人もいるのではないでしょうか。塗装にも種類がたくさんありますが、近頃増えているのが「光触媒外壁塗装」になります。耐久性に優れていることでも知られ、汚れにくくメンテナンスなどの手間もかかりにくい塗装としても知られています。光触媒外壁塗装の特徴やメリット・デメリットを紹介します。

■光触媒外壁塗装とは

光触媒塗料は、化学反応を促進させて物質変化を起こすことをいいます。名前からもわかるように、光を使って化学反応を促進させる塗料です。酸化チタンが光や酸素などにあたることで、有害物質を二酸化炭素と水に変えてしまうのです。光触媒に含まれる酸化チタンは安全性の高いものになるので、外壁に使っても問題ありません。また親水性の高さもあるので、水滴にならずに薄い膜を作ります。日光を浴びると塗料に水膜を作るので、ホコリや汚れなどが付着しにくく、油や排煙などの汚れも落とす“セルフクリーニング効果”などもあります。

■光触媒外壁塗装のメリット・デメリット

光触媒を使うことによって、今までの外壁塗装ならではの問題を解消してくれる良さもあります。ただ、光触媒は新しいこと、塗料用に作られたものではないので、その効果がわかりにくい部分などもあります。光触媒のメリット・デメリットを紹介します。

・メリット

光触媒は耐久性を重視したい人に最もおすすめの塗料です。塗膜の劣化の原因として多い紫外線を利用する性質を持っているため、長期で美しい外壁を維持してくれます。そのため、一度塗装すると15年～20年相当は維持できるともいわれています（地域や天候によっても異なる）また、空気の清浄化も期待できる塗料です。空気中に含まれている窒素酸化物を大気中から除去してくれます。清浄化の範囲も広く、戸建ての家1つでテニスコート4面分の空気清浄効果なども期待できます。

・デメリット

光触媒は取り扱いの難しい塗料でもあります。サラサラとしていて粘土が少ないので、乾く前に垂れてしまうこともあり、外壁の仕上がりに影響してしまいます。速乾性もなく時間がかかるので、塗るタイミングなどを考慮する必要があります。そのため、光触媒について専門知識を持った人でないと、塗装が難しいなどのデメリットもあります。

■まとめ

光触媒外壁塗装は、耐久性には優れているので仕上がりも美しく維持する力にも優れています。ただし、塗装業者を選ばないと、せっかくの光触媒が得られなくなってしまいます。また、光の当たりにくい場所には向きませんので、外壁のどの部分に使うのか？日当たりなども考慮したうえで決めるようにしましょう。