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遮熱性能を高める外壁塗装とは?塗料選びのポイントも紹介
2025年7月2日日差しが強くなる季節、室内の暑さに悩まされる方も多いのではないでしょうか。エアコンの使用頻度が増え、電気代も気になる中で、建物自体にできる対策として注目されているのが「遮熱性能を高める外壁塗装」です。 外壁の塗料を工夫することで、太陽の熱を反射し、室内の温度上昇を抑えることができます。しかし、遮熱効果があるとされる塗料は種類が多く、どれを選ぶべきか悩んでしまうこともあります。また、塗料の性能だけでなく、施工の仕方によっても効果が変わることをご存知でしょうか。 この記事では、遮熱性能の基本から、塗料の選び方や施工時のポイントまでをわかりやすく解説します。快適な住まいづくりを目指す方にとって、外壁塗装での遮熱対策がどのような意味を持つのか、しっかりお伝えしていきます。
遮熱性能とは?その仕組みと外壁塗装の関係
住まいの快適さを保つために重要な要素のひとつが「遮熱性能」です。特に外壁に関しては、太陽光の影響を直接受けるため、外気温の上昇が室内の温度に与える影響が大きくなります。遮熱性能とは、外部からの熱を建物内部に伝えにくくする性能を指し、外壁塗装においては太陽の熱エネルギーを反射する機能を持つ塗料を使用することで実現されます。 遮熱塗料は、赤外線を反射する顔料や特殊な成分が配合されており、日差しが直接当たる面でも温度の上昇を抑える働きをします。これにより、エアコンの使用頻度を減らすことができ、電気代の節約にもつながります。また、建物自体の熱膨張や劣化を抑制することで、外壁の寿命を延ばす効果も期待できます。
遮熱性能の基本的な考え方
遮熱性能は、主に「日射反射率」と「近赤外線反射率」によって評価されます。日射反射率が高い塗料ほど、太陽光を跳ね返し、外壁表面の温度上昇を抑えることができます。また、近赤外線反射率が高いほど、人体や建物に熱を与える赤外線の吸収を防ぐことが可能です。 これらの性能を持つ塗料は、外壁の表面温度を通常よりも10〜20度程度下げる効果があり、その結果として室内温度の上昇を防ぎやすくなります。
太陽光と建物の熱環境の関係
太陽から放射されるエネルギーの中で、私たちが特に影響を受けるのが赤外線です。赤外線は物体に吸収されることで熱を発生させます。一般的な外壁材がこれを吸収すると、表面温度が高くなり、外壁から室内に熱が伝わります。 この熱伝導を防ぐ手段のひとつが、遮熱塗料です。熱の大部分を反射し、表面温度の上昇を抑えることで、室内の温度を快適に保つことが可能になります。
遮熱塗料による温度上昇の抑制効果
遮熱塗料を使用した場合、実際にどの程度の効果があるのか気になるところです。例えば、夏場の外気温が35度前後になる日でも、遮熱塗料を施した外壁の表面温度は未施工の壁よりも10度以上低くなることが確認されています。これにより、建物内部の温度上昇も緩やかになり、冷房効率が上がります。 また、屋根やベランダなどにも遮熱塗装を施すことで、建物全体の断熱性を底上げすることができ、より一層の節電効果が期待されます。
断熱との違い
遮熱と混同されやすいのが「断熱」です。断熱は熱の移動を防ぐ性能を指し、建物内部の温度を一定に保つことを目的としています。一方で遮熱は、外部からの熱が建物内部へ伝わるのを防ぐ働きを持ちます。 つまり、遮熱は「入ってくる熱を防ぐ」、断熱は「入ってきた熱が室内に広がるのを抑える」といった役割分担があります。両者を適切に組み合わせることで、より高い快適性と省エネ効果を得ることができます。
遮熱効果のある外壁塗料の種類
遮熱塗料と一口に言っても、その種類や特性はさまざまです。それぞれの塗料は、素材や機能の違いにより適した使用環境が異なります。外壁に用いる塗料を選ぶ際には、遮熱性能だけでなく、耐久性や価格帯、メンテナンス性なども考慮する必要があります。
アクリル系塗料の特徴
価格が比較的安価で、施工のしやすさから一般住宅でも広く用いられています。遮熱機能を付加したタイプもあり、コストを抑えながら一定の遮熱効果を得たい方には適しています。 ただし、耐候性や耐久性にやや劣るため、5~7年程度で再塗装が必要になることが多く、長期的なメンテナンスを見据えるとコストパフォーマンスは高くありません。短期的な遮熱対策として検討する価値はあります。
シリコン系塗料の性能と耐久性
アクリル系よりも耐久性が高く、遮熱機能を備えた製品も多く流通しています。耐用年数は10年から15年程度で、価格と性能のバランスが取れているため、現在では最も一般的な塗料の一つとなっています。 遮熱塗料としての性能も安定しており、強い日差しや風雨にさらされる地域でも比較的安心して使用できます。予算と機能性のバランスを重視する方には、選びやすい選択肢といえるでしょう。
フッ素系塗料のメリットと注意点
非常に高い耐久性と撥水性を備えており、長期的に建物を守る性能に優れています。遮熱機能を持つ製品も多く、強い日射にも耐えられるため、特に高層ビルや大型の建物などでも使用されています。 一方で、価格が高めという点はデメリットになります。予算に余裕があり、塗り替え頻度をできるだけ少なくしたい方には適しています。耐用年数は15~20年とされ、長期的にみるとメンテナンスコストを抑えられる可能性もあります。
セラミック配合塗料の効果とは
無機質の微細な粒子を塗料に混ぜることで、太陽光の反射率を高めた塗料です。熱を受けにくく、遮熱性能に優れているのが特徴で、外壁表面の温度上昇をより効果的に抑えることができます。 また、セラミックの効果で汚れが付着しにくく、美観を長期間維持しやすいという利点もあります。高温多湿の地域や、外観の美しさを重視する方には特に適しているといえるでしょう。
外壁塗装で遮熱効果を高める施工のポイント
遮熱性能を活かすためには、塗料選びだけでなく施工方法も極めて重要です。見た目には分かりにくい工程でも、適切に行われなければ塗料本来の性能が発揮されません。とくに、下地処理や塗布の厚み、施工時期などの細やかな要素が最終的な効果を左右します。
下地処理の重要性
最初に重視すべきなのが下地処理です。汚れやひび割れ、旧塗膜の劣化をそのままにしてしまうと、塗料の密着力が低下し、遮熱効果が十分に発揮されません。高圧洗浄で外壁の汚れをしっかり落とし、必要に応じて補修や下地調整材の塗布を行うことが重要です。 適切な下地処理を施すことで、塗膜が安定し、長期間にわたって遮熱機能を維持しやすくなります。仕上がりの見た目にも差が出るため、手を抜けない工程です。
塗布の回数と厚みがもたらす影響
続いて注目すべきは、塗布する回数と塗膜の厚みです。多くの遮熱塗料は、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で構成されており、それぞれが重要な役割を担っています。塗料の持つ遮熱効果を十分に活かすには、各工程ごとの規定量を守り、適切な厚さで仕上げる必要があります。 とりわけ上塗りの厚みが不足すると、赤外線の反射性能が低下し、外壁温度の上昇を抑えられません。メーカーの仕様を守り、適切な施工管理が求められます。
施工時期と気候の関係
さらに見落とされがちなのが、施工を行う季節や天候の影響です。梅雨や冬季は湿度が高く、乾燥が不十分になることが多いため、塗料がきちんと定着しない可能性があります。塗膜の不具合を防ぐためにも、晴天が続く時期を選ぶことが望ましいです。 春や秋は気温や湿度が安定しているため、遮熱塗装に最適な季節といえます。事前に天気予報を確認し、数日間連続で乾燥が期待できるタイミングで施工を行うことが理想的です。
屋根と外壁を同時に行うメリット
最後に、外壁だけでなく屋根も同時に遮熱塗装を行うことで、建物全体の温度上昇をさらに防ぐことが可能になります。特に屋根は日差しを直接受けるため、遮熱の効果が大きく現れます。両方をまとめて施工すれば、遮熱効果の相乗効果が得られるだけでなく、効率的な施工にもつながります。 また、足場を一度の設置で済ませられるため、トータルの費用を抑えられるのも大きな利点です。工期の短縮や生活への影響を軽減することにもつながり、利便性の高い選択となります。
遮熱塗料を選ぶ際に確認すべきこと
遮熱効果をしっかり実感するためには、塗料そのものの性能を見極めることが欠かせません。市場には多くの遮熱塗料が出回っていますが、どれも同じように見えて実際の効果や適応範囲には違いがあります。見た目や価格だけで判断せず、目的や建物の条件に応じた塗料を選ぶことが、後悔のない外壁塗装につながります。
製品の性能データの確認
まず確認したいのは、塗料の性能データです。遮熱効果を示す「日射反射率」や「近赤外線反射率」などの数値は、メーカーが公表していることが多く、信頼性の高い指標となります。これらのデータが高いほど、日光による熱の吸収を抑える能力があると考えられます。 選定時には単に「遮熱」と書かれているだけでなく、数値的な根拠が提示されているかをチェックしましょう。実験結果や第三者機関による評価が掲載されていれば、さらに安心です。
長期的なコストパフォーマンス
塗料選びでは、初期費用だけでなく、耐用年数を含めた長期的なコストも重要な判断材料です。例えば、安価な塗料を選んだとしても、5年程度で再塗装が必要になる場合、10年以上持つ塗料と比べると結果的に高くつくことがあります。 耐用年数やメンテナンス頻度も考慮し、トータルでどれだけのコストがかかるかを試算することで、費用対効果の高い選択ができます。
建物の立地や構造に適した塗料かどうか
選ぶ塗料がその建物に適しているかも忘れてはなりません。たとえば、直射日光が強く当たる南向きの壁面や、高温多湿の地域では、遮熱性が高く、かつ防カビ・防藻効果を持つ塗料が向いています。一方、風通しが良く日当たりが少ない場所では、遮熱性能だけでなく耐久性重視の選択が求められることもあります。 建物の構造や築年数、現在の外壁材の状態なども含めて、総合的に判断することが重要です。状況に応じた適材適所の選定が、満足度の高い施工結果を生みます。
公的な認証や評価の有無
さらに信頼性を高めるために、公的機関や専門団体による認証を取得している塗料かどうかもチェックしておきたいポイントです。たとえば、建築材料の品質を評価するJIS規格や、各自治体で推奨されている省エネ認定などの情報があると、製品選びの裏付けになります。 また、自治体によっては遮熱塗料を使用するリフォームに対して補助金制度を設けている場合もあるため、事前に確認しておくと費用負担の軽減にもつながります。
遮熱性能がもたらす暮らしの変化
遮熱塗料を外壁に使用することで、住まいの快適さや家計の節約に直結するさまざまな変化がもたらされます。これまで我慢していた夏の暑さがやわらぎ、生活環境がより良くなることで、精神的にも身体的にも過ごしやすくなるという声も多く聞かれます。 気候変動により年々厳しさを増す日本の夏。遮熱性能を持つ外壁塗装は、こうした環境に対応しながら、快適な暮らしを支える心強い選択肢です。
夏の室内温度の改善
まず実感できるのが、室内の温度変化です。遮熱塗料を施工した建物では、外壁や屋根の表面温度が下がることで、室内に伝わる熱が抑えられます。その結果、真夏の昼間でも室温が2〜3度下がることが報告されており、エアコンに頼らずとも過ごせる時間が増えるというメリットがあります。 小さなお子様や高齢の方がいるご家庭では、こうした温度管理のしやすさが安全面にもつながります。
冷房費の節約と電気代の削減
室温が下がることで、エアコンの使用頻度が自然と減り、電気代の節約につながります。特に猛暑が続く年には、冷房にかかる電力使用量が大きくなりがちですが、遮熱塗装によって外気の熱を反射することで、エアコンの効きが良くなり、設定温度を上げても快適さを維持できます。 これにより年間を通して光熱費を抑えることが可能になり、家計にやさしい効果が得られます。
建物の耐久性向上
もうひとつの大きな利点が、建物そのものの劣化を抑えられる点です。強い日差しを浴び続けた外壁は、塗膜が傷みやすく、ひび割れや色あせの原因になります。遮熱塗料を使用すれば、こうした熱によるダメージが軽減され、外壁の劣化スピードを緩やかにできます。 結果として、再塗装の頻度を減らし、長期的に見てメンテナンス費用の削減にもつながります。
環境に配慮した住まい作り
遮熱塗装は省エネ効果を持つため、二酸化炭素の排出を減らすことにもつながります。エアコンの使用を抑えることは、電力消費を減らすことにも直結し、地球温暖化対策としての側面もあります。 持続可能な暮らしを目指す方にとって、遮熱性能を意識した外壁塗装は、快適さと環境配慮の両立を可能にする一歩といえるでしょう。
有限会社濱崎工業が行う遮熱塗装のこだわり
遮熱塗料の性能を最大限に引き出すには、適切な塗料選定と確かな施工技術が必要です。塗装工事はただ塗るだけではなく、下地処理や環境への配慮、仕上がりの丁寧さなど、細かな工程が品質を左右します。経験豊富な職人による手仕事こそが、遮熱効果と美しい外観を長く維持する鍵となります。
実績に基づいた塗料選定と施工技術
それぞれの現場の条件に応じて塗料を選び、塗布の方法や回数を丁寧に調整することで、遮熱性能をしっかりと持続させることができます。住宅の立地や築年数、既存の外壁材の状態まで見極めたうえで、最も適した塗料と工程を提案しています。 遮熱性だけでなく、耐久性やメンテナンス性なども考慮し、長期的な視点で満足度の高い施工を行うよう努めています。
地域密着ならではの対応力
鹿児島県内を中心に長年の施工実績を積み重ね、気候や地域性に合った塗装方法を熟知しています。日差しが強い土地柄に合わせて、遮熱塗料の効果を最大限に発揮できる工夫を重ねてきました。 住宅だけでなく、公共施設やマンションの大規模改修工事でも豊富な経験があり、地域住民の暮らしに寄り添った施工が可能です。
技能士による高品質な施工
現場で作業を行う職人の技術が、仕上がりの良し悪しを左右します。塗装技能士の資格を持つスタッフが在籍しており、正確で丁寧な作業を徹底しています。作業はすべて人の手で行われるため、わずかな気温や湿度の変化にも柔軟に対応しながら、高品質な仕上がりを追求しています。 また、国土交通大臣賞を受賞した職人の技術を活かし、細部まで行き届いた施工を行っています。
安心・安全を重視した取り組み
施工中は、近隣への配慮や安全対策にも力を入れています。足場の設置や塗料の取り扱いにおいても、周囲の環境や住民の方々の安全を最優先とし、トラブルのない作業を心がけています。 さらに、塗装の大切さを広く知ってもらうため、地域でのイベントや塗装体験教室にも参加し、住まいの手入れについての理解を深める活動にも取り組んでいます。こうした姿勢が、地域の方々からの信頼につながっています。
まとめ
遮熱性能を持つ外壁塗装は、夏の暑さをやわらげ、室内環境を快適に保つ効果が期待できます。特に太陽光を反射しやすい塗料を選ぶことで、室温の上昇を抑えるだけでなく、冷房効率を高めて電気代の節約にもつながります。さらに、外壁や屋根の劣化を抑えるため、長期的なメンテナンスコストの削減にも効果的です。 塗料の性能だけでなく、建物の立地や構造、気候に合った施工が重要であり、それを実現するためには、豊富な経験と確かな技術を持った施工会社の存在が欠かせません。実際に施工を依頼する際には、性能データや施工体制をしっかりと確認し、自分の住まいに最適な方法を見極めることが大切です。 濱崎工業では、遮熱塗装においても、誠実で丁寧な施工を心がけています。技能士の技術と地域密着の姿勢を活かし、快適で省エネな住まいづくりをお手伝いしています。遮熱塗料による外壁塗装を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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